マンガ描きたいんだけど、何から手をつければ良いか分からないや。とりあえずキャラクターやストーリーでも考えようかな?
キャラクターやストーリーも重要だけど、マンガを作る上で真っ先に考えないといけないことがあるよ!
漫画制作の順番はキャラクターを先に考える人もいれば、話のオチを先に考える人もいて様々です。
やり方は人それぞれあるとは思いますが、その反面どうしたらいいか悩むところだと思います。
そこでいつも僕が漫画を描く上で、1番最初に考えていることを紹介したいと思います。
それはズバリ尺。ページ数やコマの数です。
昨今ではデジタルで制作する都合上、ページ数にこだわりなく作品を制作している人も多いのではないでしょうか。
数多くある作業の中で、なぜ最初にページ数を考える必要があるのか、説明していきたいと思います。
漫画を描きたいけど何から始めたらいいか分からない漫画初心者の参考になれば嬉しいです。
最初にページ数を決めるメリット
挫折しにくくなる
ページ数を決めることの1番のメリットは、挫折しにくくなるところです。ページ数をあらかじめ設定することで、大長編になることを防ぎモチベーションを保つことができます。
漫画初心者にありがちなのですが、自分の表現したいものを出し切ることを優先で、ページ数を決めないで作業に取り組むと、どこまでも話が長くなりページ数が増えます。その結果、作業量が増え途中で投げ出してしまうことがあります。
下書きだけ描いて満足して終わり。なんて経験誰しもがあるんじゃないでしょうか。
とにかく重要なのは完成させること。途中で諦めたことがある人はページ数を意識してみてください。
ページ配分を数字で考えられる
ページ数を決めることで、ページ配分を考えやすくなります。ここでいうページ配分とは、話をどのページにどのぐらい使うかというものです。
あらかじめページ数を決めておけば、どのシーンに何ページ使えるかがはっきりするので、作りやすくなります。
恋愛漫画を描く時を例にしてみましょう。
恋人をデートに誘うシーン3割、実際にデートを楽しむシーン7割ぐらいで描こうかなと構成を練るとします。
全体のページ数をあらかじめ10ページと決めていれば
誘うシーンが3ページ、デートシーンが7ページ
とページ数が決まります。
ページ数が決まっていれば下書きをしている時に、「そろそろ話をまとめないと行けないな」「もっと話を膨らませたほうがいいな」という意識が生まれ、全体的なバランスを整えるきっかけになります。
話のネタが明確化され定まる
ページ数が決まれば表現する話の内容が決まります。なぜなら話の長さで表現できるものが変わってくるからです。
例えば話が短いと人気ジャンルでよくある笑いあり涙ありのファンタジーなど展開が多すぎるモノは描くのに不向きでしょう。
逆に話が長いと万人受けの一発ギャグのようなものは、尺が余りがちで描くものに困ってしまいます。
適切なページ数で表現してこそおもしろいマンガになるので、ページ数に合った内容選びをしましょう。
まとめ
漫画を描く前に、最初はページ数を決めよう!
終わりが見えるから挫折しにくくなる。
ペース配分が数字でわかり、話のバランスをとりやすい。
話のネタがはっきり明確化される。