ラフには〇〇を入れた方が良い!【イラスト制作】

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「綺麗な線画を描きたい!」

イラストを描く手順は

大雑把にラフを描く→形を整える→ペン入れ

というのが一般的だと思います。

僕はどんなやり方でも基本的にOKだと思っているのですが,この手順に気が付いていればもっと絵がうまくかけたなと後悔していることがあります.

その手順は下書きからペン入れをする前にもう影を描いてしまうことです.

ほんねくん
ほんねくん

別にすぐペン入れすればいいじゃん

と言う人も多いとは思いますが、この手順を早く知っていればもっと上手にイラストをかけていたと思います.

その根拠を今回紹介したいと思います.知っているとイラストの表現に幅が出ると思うのでぜひ試してみてください.

目次

下書きの次に影を描くことのメリット

立体的にイラストを見ることができるので,下書きの失敗に気が付ける

下書きは所詮ペン入れのための準備で,少し雑に描いている人も多いと思います.僕も下書きは消しゴムを雑に使っているので,いつも点だらけでちょっと見にくくなってしまいます.

いつも点だらけになってしまいます

そのため下書きも間違えていることがしばしばあります.なので間違ったままペン入れをして間違いに気が付いたのは,イラストを描き終わった後なんてことが起きます.

しかし,影をペン入れよりも先に描いておけば,下書きの間違いに早く気が付くことができます.

影を入れることでイラストに立体感ができ,間違いに気が付きやすくなるからです.

間違いに気がつくタイミングが早くなれば後から気がついた時よりも,時間を使わず効率的に直すことができます.

情報量が増えペン入れがおもしろくなる

個人的にペン入れはイラスト制作の中でも1番嫌いな作業で,昔はペンを入れないで描いたイラストもいっぱいありました.

嫌いな理由ははっきりしていて,頭を使わない単純作業になりがちだったからです.

下書きをただ綺麗に描き直すだけ.誰でもできるような工程に意味を見いだせなかったからです.

しかし,下書きだけではなく影が既に描いているものをペン入れしようとすると話が変わってきます.単純なペン入れ作業にどこまでペンを入れてどこまで塗りに頼るか,どこまでペンで表現するか考えながら描くことになります.

これがペン入れをおもしろくさせているんです.

上手いバランスでペンと塗りで表現できると実物のような立体感を生み出せます.ピタッとイメージと合致させるようにできた時の快感は何者にも変え難いものがありますね.

先に描いた影を後に使いまわせるので,手間にならない

ほんねくん
ほんねくん

メリットがあるのは分かったけど面倒じゃね?

確かに検索をかけて出てくる上手に描く方法の大体が,手間を増やすことでイラストを上手に見せるものです.

でも,できることなら手間をかけずに上手にイラストを描きたいと思いますよね.

実は今回の「影を先に描く」という方法はその影を後から流用することができるので手間がかからないです.(色塗りを部位ごとにレイヤー分けしている必要はありますが)

その手順は簡単で影をコピーしてそれぞれの各部位にクリッピングするだけです.

1影レイヤーを複製する

2各部位の下塗りレイヤーにクリッピングする

この手間がかからないというのが地味なようで大きなポイントです.

まとめ

今回はペン入れをする前に影を描いてしまうことの重要さについて書きました.

・下書きのミスに気がつける

・ペン入れが楽しくなる

・手間がかからない

是非今後のイラスト制作で試してみてください.

参考になった本

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