マンガ作るの始めてなんだけど、コマ割りってどうすれば良いか分からないや。
イラストの描き方、話の作り方は調べれば出てくるけど、コマ割りって情報が少ないですよね。その上、人気漫画の真似をしようとしても、なぜそのコマ割りをしているのかいまいち分かりづらい。コマ割りは勉強しづらい漫画の要素だと思います。
そこで今回はこれだけやっておけばそれっぽくなる、シンプルで使いやすいコマ割りのやり方を紹介します。
僕はもともとイラストを描いていて、同人誌を出したいと思い漫画を描こうとした人なので、漫画については素人です。
そんな僕でもそれっぽい漫画を描くことができるようになったので、ぜひ試してみてください。
シンプルなコマ割りのやり方
コマ割りは大きいコマと小さいコマがバランスよくあり、メリハリがついていた方が読んでいて分かりやすく、おもしろくなります。
重要なコマを大きく描く
この話が抜けていたら話が成立しないってくらい重要なコマをデカデカ描きます。
何が該当するか分からない場合は、話の内容を起承転結でまとめてみると把握しやすいです。
これは僕が過去に書いた漫画の「元彼について聞くシーン」で重要なシーンです。これを例に説明します。
重要なコマの手前にフリを入れる
重要なコマができたらフリを入れましょう。フリとは重要なコマを強調させるサポートのようなコマです。
フリをうまく使っているものとしてダチョウ倶楽部の熱湯風呂があります。もしもフリがなかったら熱湯風呂へいきなり背中を押されてドボン。突拍子もなく面白さが伝わりにくくなってしまいます。
しかし実際は「押すなよ」「絶対に押すなよ」というフリがあります。そのフリがあるからこそ熱湯風呂へドボンと落ちる場面が強調され、流れが伝わりやすくなりおもしろくなるのです。
漫画では熱湯風呂ほど凝ったフリを使わなくても、ちょっとした予備動作入れるだけで話の流れがスムーズになり、わかりやすくなります。
「元カレについて聞くシーン」の手前に、緊張しているシーンを付け加えます。
重要なコマの後にリアクションを入れる
重要なコマの後に周りの反応のコマを入れると、さらに分かりやすくなります。
反応のコマを入れることによって登場人物の間柄、感情、思いが伝わりやすくなります。
漫画の基本は会話です。話のキャッチボールがわかりやすいと読みごたえがあっておもしろいです。
実際の漫画だと…
実際に販売されている漫画だと違うやり方をしている場合が見受けられます。
ページを跨いで演出する
ページ一つにまとめる必要はなく、ページを跨いで演出した方が、ダイナミックになります。
特に最初のコマに大事なシーンを置いた方がかっこよくなります。
多用するとくどくなる?
全部この演出を使っても悪くないですが、ワンパターンでつまらなくなる可能性があります。同じことの繰り返しだと目新しさがなく、おもしろくなくなります。
物語の最も魅せたい場面、クライマックスでここぞという時に使うと良いです。
まとめ
・重要なコマを設定する
・手前にフリを入れる
・後にリアクションを入れる
今回書いた内容はどんな漫画を描く場合でも使えるテクニックです。汎用性が高く使いやすいので困った時に使って見てください。