背景の練習なんてしなくてもいい!漫画家がいつの間にか陥っている先入観について

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当記事に足を運んでくださり、ありがとうございます。しょうあきです。

漫画を描いていると「背景を描かないと上手にならないよ」という意見をよく耳にします。

確かに漫画家は人物だけではなく美しい背景が描けて一人前。成功している人は建物や自然などなんでもクオリティを保って描ける雰囲気がします。

しかし、そんな世間からのイメージで漫画家はプレッシャーを感じています。「どんなものでも上手く描かなくてはいけない」という強迫観念。別に上手に描かなくても良いモノまで丁寧に描かなくてはいけない…。そんな先入観に駆られている人も少なくないでしょう。

個人的には精神的な負担になるぐらいなら興味がない背景なんて上手に描く必要もないし、勉強をする必要もないと思っています。

何故勉強をする必要がないのか。今回は書いていきます。漫画を描きたいけど困っている人の参考になれば嬉しいです。

目次

背景の練習なんてする必要ない!

優先順位が低い

そもそも漫画家は考える事が多く、時間が足りないという事が往々にしてあります。なので背景を描くのは優先順位が低くなってしまいます。

漫画を描く作業内容はキャラクター、ストーリー、コマ割り、演出などなど。挙げたらキリがありません。

そんな環境下で背景の描き方を練習している時間は取れない人がほとんど。初心者はもちろん、漫画を描き慣れている人でも無いです。

漫画の出来栄えを気にすると、おもしろさに直接影響しにくい背景はどうしても優先度が低くなってしまいます。

楽しさを見出しにくい

背景を描くのが楽しいから漫画を描いているという人は見た事がなく、背景を描いていて楽しいと思う人は少数派だと思います。

せっかくの創作なので、やっていてつまらない事はやらない方がいいです。

漫画を描きたい!という気持ちになった時を思い出してみてください。

漫画やアニメを見て感動し、自分もこんな話を描いてみたい!と思ったのが始まりだったのではないでしょうか。

なので漫画を描いていて楽しいと感じる部分は、自分の理想の話を書く事ができた時にあるはずです。自分の描きたかった人間関係や世界観を表現できてこそ達成感を得られる。そういう価値観だと思います。

逆に背景を描いてて楽しいと感じづらいので、描き続けるのがきつい。わざわざ自分からやっていてきついことを選択する必要は無いと思います。

背景を描かないと上手くならないという先入観がある

本や動画を見ていると「背景や物を描かないと上手くならないぞ!」と言ってくる面倒な人を見る事があります。

そうじゃなくても、漫画を描いている最中に、頭の中で「〜をしないと上手くならないぞ」と言ってくるもう1人の自分が出てくる事があります。

実際のところ背景に限らず、とにかく絵を描かないと絵が上手くなりません。また、背景を描かなくても漫画を描けることから、背景を描くことが上手くなる手段だと過剰に思われているような気がします。

絵の練習を背景と背景以外と切り分けず、描いていく事が重要です。

まとめ:背景は物足りなくなったら

ここまで無理して背景を描かなくていいぞという話を描いてきました。嫌なことばかり続けて創作活動を楽しめないのは、もったいないです。

かと言って「分かった!じゃあ背景を練習したくなっても、気持ちを抑えてやらないことにするぜ!」

…と、ここまでしなくていいです。自分が背景を練習したくなったのなら、その気持ちに従うべきです。

自分の描きたいモノを描くのが、上達の近道かも知れません。

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