
DL同人を初めてから1年が経ち、自分の出した同人誌が10冊は確実に売れるようになってきました。
そこで今回は、DL同人誌の販売数を一桁から脱出する方法を書いていきます。
結論から言えば、売り上げは表紙と紹介画像で決まります。
同人誌が全く売れないという人の参考になれば嬉しいです。
売り上げは表紙と紹介画像が9割
DL同人は表紙と紹介画像で、購入されるかどうかが決まります。

これらは僕が描いた同人誌作品3つの表紙の一部分です。右の方が時間をかけたこともあり、可愛くクオリティが高いです。
下の数字が販売数です。右の表紙の作品が圧倒的に売れました。
よって表紙と紹介画像のクオリティが売上につながったと言えます。僕の他の作品にも同じような傾向がありました。
ところでこんな意見の方もいるのではないでしょうか。
「販売数なんてフォロワーの人数や知名度で全然変わるだろ!」という意見もあると思います。
否定はしません。人気な人の方が売り上げを伸ばすのに有利に決まっています。
ですが、DL同人には他にはない特徴があります。
他媒体に比べて品質で評価される
実はDL同人は動画やブログなどに比べて、初心者が活躍しやすい環境になっています。実際に僕はXのフォロワーが1桁と、無名ですが同人誌を購入してもらうことができました。
ブログや動画などの他媒体は知名度による格差が大きいです。
プロレベルのモノを作ったとしても、無名だったら誰にも見てもらえない可能性が高く埋もれてしまいがちです。
しかし、DL同人は違います。
DL同人では表紙と紹介画像が高い品質なら、知名度関係なく評価され購入されます。配信サイトで新作が見やすくなっていたり初心者に優しい構造になっているためです。
つまり、DL同人では他媒体と比べて表紙と紹介画像が重要になっています。
手っ取り早く漫画のクオリティを上げる方法はこちらで少し触れています。

他に購入判断できるものが少ない
ユーザーが購入判断に利用するのは、基本的に表紙と紹介画像だけです。他に見ることができるものは少なく、必然的に表紙と紹介画像だけで判断します。
レビューなども見れますが、売り上げを伸ばしている作品でもレビューがなかったりするので、あまり気にしなくて良いと思います。
また、作者のSNSを見てまで検討している人も少数派でしょう。
タグはできるだけつけとけ
他に初心者が意識するべきものはタグです。
作品の要素を関連づけれる、タグは可能な限りつけておきましょう。
タグは検索で見つけてもらえる唯一の販売導線です。つけない理由がないです。
候補が多すぎてどのタグをつけるか迷ったときは、その作品の個性と近いものがいいです。
人気のタグを選ぶか、ニッチなタグをつけるか戦略はあると思いますが、作品の本質に合った誠実なものを選ぶのが良いと思います。
売上に関係ない要素
個人的に販売に繋がらないと思う要素を紹介します。
ストーリーの独創性
他の作品と差別化を図るような、ストーリーの独創性はあまり売り上げに関係ないです。
僕はよくある展開、いわゆるベタな物語は嫌いで独創的なストーリーを制作しています。しかし、そこが評価されている感覚は全くなく、売り上げも特に反映されてないです。
ありきたりな展開でも全然売れます。むしろ読者は先がわかっている分、安心して話を読み進められます。絵は描けるけど、物語が作れない…なんて人はチャンスです。
僕が過去に販売した同人誌の売り上げをまとめています。漫画の質と売り上げの関係について、感覚が掴めるかと思います。

以上、DL同人を10冊買ってもらう方法でした。参考になれば嬉しいです。