やっぱり多くの人に見てもらうには制作期間が長い大作が必要だよ。今日から3年間ずっと家にこもって作業してくるね!
時間をかけることは重要だと言われてるけど、本当にそうなのかな?
制作から出版まで、個人でもお金が稼げることを証明したKindleインディーズマンガ。
ただ誰でもお金が稼げるわけではなく、基本的には絵の上手い、話も面白い、人気のある漫画家の独壇場です。Kindleインディーズマンガも他のイラスト共有サイトと基本的には変わりません。
知名度のない人間が稼ぐにはそれなりの戦略が必要です。
そこで僕は戦略として2週間で漫画を制作し、Kindleインディーズマンガに登録しました。
なぜ2週間という短期的な制作期間を選んだのかという経緯と、ダウンロードされた数といった結果を書いていきたいと思います。
Kindleインディーズマンガに興味がある人、Kindleインディーズマンガで伸び悩んでいる人向けです。
経緯:たくさん出版しないと分析できない
前回小規模ジャンルの一位を狙うという作戦で、ニッチなジャンルの漫画を登録してみました。規模の大きいジャンルを避けることで、多くの人に見てもらおうという作戦。誰も描いていないけど需要があるんじゃないかという未開拓地を攻めてみました。
結果、DL数は今まで投稿したものとあまり変わらず、意味があったのかよくわからない結果に終わってしまいました。
これはニッチなジャンルを選んだのが悪かったわけではなく、データが少ないから分析できず評価ができませんでした。今までKindleインディーズマンガに登録したマンガは今回含めず2つです。2つの漫画のDL数を比較しても、効果があったのか誤差なのか判断ができないんですよね。
データを求め質より量で攻める
今回の漫画は2週間といった短期間で書き上げました。その理由はとにかくデータを集めることを優先したからです。
いろんな漫画を登録して、DL数が多くなった漫画の共通点を探していく。質より量で攻めていく。そんな戦略を今回試してみることにしました。
登録した漫画「暴言を吐いてくる女の子」
今回僕が登録した漫画のタイトルは「暴言を吐いてくる女の子」。デレ一切なし!女の子にいろんなシチュエーションで暴言を吐かれるという胸糞悪い漫画です。
やはり知名度、人気もない僕が普通の漫画を描いたところで見てもらえないと思ったので、前回に引き続き王道ジャンルを避けた作品作りをしています。
構成は最近X(旧Twitter)やPixivで見かける2ページ漫画を採用しました。CG集のように同じ画像にセリフや表情を変えて漫画にしています。
ページ数は(タイトル1ページ+漫画2ページ)×7シーンなので21ページ。制作期間は2週間です。
結果:DL(ダウンロード)数など
今回登録した漫画は出版してから二週間で16回DLされました。制作期間2週間の割には多くの人に見えてもらえた印象です。
前回登録した漫画と比べる
前回登録した漫画のDL数は、制作時間4ヶ月で25回でした。今回が制作期間2週間で16回。DL数は前回から下回ったものの、制作期間あたりのDL数は良い結果でした。
結果がわかるまでは制作時間が今まで登録した作品と比べると短く、あまり見てもらえないのではないかと思っていました。
しかし、今まで登録した漫画と伸びがほぼ変わらず、制作期間はあんまり関係なさそうな気がします。少ない制作期間でも見てもらえることがわかったので、次回もこの形式で強気に制作していけそうです。
まとめ:短期間の漫画は良いことだらけ
今回は短い期間で制作した自作漫画を、Kindleインディーズ漫画に登録してみたことについて書きました。
一言で表すと
「どういう漫画が市場で見てもらえるのか調べるために、質より量の意識は重要に感じた。」
また前に漫画を登録した時は、制作期間が長かったこともありプレッシャーがかかっていました。「時間がかかったんだから誰にも見られないことは許されない」と。そんな状況だったので、のびのびと漫画を描くことができなくなっていました。
それに比べて短期間での漫画作成は
・どんな漫画が求められるのか出版の数が稼げるので分析しやすい。
・終わりが想定しやすくだらだらせず、気軽に描けることでプレッシャーを感じにくい。
と良いことづくしに感じました。試してみてよかったなぁとしみじみ思います。
今まで漫画をいくつか登録してきましたが、マイナージャンルを攻めることに必死で、王道ジャンルを試すという考えに今まで至っていませんでした。次回は小規模ジャンルを攻める戦略が効果があるのか気になったので、検証していきたいと思います。