おすすめの副業で調べるとよく候補に挙がってくるのがブログです。ブログのプロは月数百万稼ぎましたなんて話も聞いたことがあります。
僕はそんな話にまんまと乗せられてしまいブログを始めた者です。ブログを始めてみたのは良いものの思ったように稼ぐことができない…。そんな時に手を取ったのがこの本です。
今回読んだ本は「馬鹿正直に書いたブログ&アフィリエイトの本: 初めて1年6ヶ月間、全く稼げなかった頃のイタい失敗を詳細に書いてみた。 著者:Ken」です。
この本はブログを始めた著者が、作業量と得た収益をその時の心境とともに語っている本です。
この本から個人的におもしろいと感じた部分を抜粋して、僕のブログの執筆経験も含めて感想を書いていきたいと思います。
全然稼げていないのに浮かれる
著者は最初アニメのグッズに関する記事を投稿していました。内容は文字数300〜500文字の薄い内容の記事。
そんな薄い内容の記事を3ヶ月更新し続けて収益も出ていないのに、香港旅行を計画していました。3ヶ月我慢していればあとは大丈夫。ウハウハだと。収益がでてないのに浮かれていたと書いてあります。
この話はブログやっていない人から聞いたらバカだなぁと思ってしまうかもしれません。しかし、実際お金が沢山もらえると期待しがちなんです。僕も最初のうちはかなり期待してしまいました。
勘違いしてしまうのは、バイトの時給感覚で考えてしまうからです。
著者も同じ感覚だとは思うのですが、内容の薄い記事と言ってもブログの執筆はそこそこ時間がかかります。この執筆時間と同じ時間をバイトに費やしていたら、まとまったお金になっているはずなんですよね。
著者は自虐的に書いていましたが、期待して浮かれてしまうのは仕方ない部分だと思います。
自分なりのやり方を見つける事が大事
アフィリエイトのセオリーとして、とにかく単価が高いものを売るというものがあります。1つ500円のものと10000円のものを売るとでは、金額は20倍ですが難易度が20倍になるわけではありません。できるだけ値段が高いものを狙ったほうがいい。そう言う考え方です。
しかし、月収10万円を稼げるようになった著者は、アフィリエイトの基本セオリーとは異なる方法をしていました。それは「安い単価のものをとにかく圧倒的にうる」と言うものです。
その理由は高単価のもので、自分が自信を持って勧められるものや、やってみたいと思えるものがどうしても見つからなかったからと書かれています。利益よりも自分の熱量を優先した訳です。
「業界で決まっているセオリーよりも熱量」これは僕が面白いと思った部分です。
業界で決まっているセオリーに背くのは勇気がいることです。その上、稼げない時に脳裏にちらつくんですよね。「セオリーを守っていたら今頃お前はそんな苦労はしていなかったんだぞ」と。
それでも熱量をとるのはやはり自分に嘘はつきたくないから。数あるブログからこの記事を見つけてくれた人に、自分の体験を紹介して今後に活かして欲しいからだと思います。
どんなに経済的に苦しくても、そこだけは忘れないでいきたいですね。
ブログでお金を稼ぐのは大変
どこでも執筆することができ、固定費もかからない手軽さが売りで、簡単に稼げると噂のブログですが、まとまったお金を得るには根気強く書いていく必要があります。地味で泥臭い作業が続き、お金をもらえる保証もありません。
ブログを書いてお金を稼ぐには、どんな道のりが待っているか。リアルを知りたい方にはおすすめの本です。安価ですし興味を持った人はぜひ読んでみてください。